社会人になって1年が経った。

 


どうも。

 

日々社会の荒波に揉まれているサラリーマン2年生です。

19年4月に入社して約1年が経過した訳ですが、この1年は濃密すぎて「まだ1年しか経ってないマジ????」という気持ちでしかない。

ただ一つの節目として、いい機会なので2019年度を振り返ってみます。

 

目次

  1. 今年の流れ
  2. 心に残る失敗経験
  3. 意識してきたこと
  4. 社会人の大変さとは
  5. 次の1年の心構え
  6. おわりに

 

1.今年の流れ

まずは今年1年どんなことをしてきたか。表でまとめてみた。(エクセルと親友になった男の末路)

  

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・研修について(4〜5月)

内容:工場研修、会社・部署説明、マナー講座、エクセルパワポ研修

 

メーカー勤務の新卒であれば、誰でも経験するであろうイベントが工場研修。企業秘密に触れたらマズイので詳しくは書けないが3交代(8時間ごとに人員が交代することで24時間工場を稼働させる勤務体系)を経験できるだけで良い機会だった。工場勤務はすごい。

それ以外の研修はおそらくどこの会社でも良くある内容。その中でインパクトのあった研修は植樹活動。会社のCSR活動の一環だったが、移動と植樹で1日が終わり研修とは何なのか考えさせてくれた。植樹で給料貰えるなら一生植樹していたい。

印象的だったのは研修時の独特な雰囲気。植樹活動だったり偉い人の講話だったりとそれはそれで良い経験なのだが、配属後のことを考えると心がざわつくまるでドナドナされるのを待つ子牛のような気持ちの2ヶ月だった。

新入社員全員同じ部屋で研修を行なっており、同期との絆を深めるべき期間だったのだがそこはお察しください。

 

・本配属について(6〜10月中旬)

内容:比較的簡単な業務(大嘘)

 

新人として現在の部署のチームに配属されたのは10年ぶりかそれ以上。待望の新人といえば歓迎されているように聞こえるが、それだけ新人が入っていない=教育ノウハウが確立されていないということ。

適当にそれっぽい仕事を振られていた訳だが、7月から先輩社員が部署異動になり先輩のしていた仕事を引き継ぐことに。

この仕事がきつかった。

詳しく書くとそれだけで記事一つ出来るので省くが、給食費を毎月払う仕組みから毎食払う仕組みに変えるみたいな感じ。一言で言うなら手間。今やれと言われても憤死するレベル。

キチンとした教育も引き継ぎもなく曖昧な理解で仕事をした結果大きな失敗を何度もしてしまった。(後述)

 

辞めたいとまで思うことはなかったものの、毎日帰宅と同時に寝てしまうほど疲弊しており仕事面においてかなりキツい時期だった。

 

・現場実習について(10〜12月)

内容:乗用車、トラックバスの冬用タイヤ交換

 

タイヤメーカーはタイヤ販売専門の子会社が全国にある。冬場の降雪地帯はタイヤ交換で忙しくなる為新人は研修という名目の元手伝いに行かされる。

自分も例に漏れず東北へ約2ヶ月派遣されることとなった。

派遣期間中当時付き合っていた彼女に振られる、レンタカーで事故りそうになる等ハプニングもあったが、タイヤを交換する機会なんて滅多になく自分の会社を知る上で非常に学びの多い期間となった。

余談だが消防車やパトカーのタイヤ交換をすることも。男心がくすぐられた。

 

現地の人と仲良くなったり、休日を使って東北全県を巡ったりと忙しくも充実した日々だった。東北の空気が恋しい。

 

・部署での業務について(1〜3月)

内容:本格的な業務(会議資料作成、報告、取引先とのやり取り、販売店とのやり取り、カタログ作成)

 

これといった代表的な業務はない。業務の幅が非常に広い!

各業務の責任は大きいが一年目から大きな仕事を任せてもらえるので、慣れてきてようやくやりがいを感じられるように。

1年の中で最も仕事が楽しい期間となった。

 

2.失敗経験

前述の通り、6-9月は仕事上での失敗が多く思い出すと胸が苦しくなるのだが、自分への戒めとしてここに記す。

 

・文章の失敗

現部署では研修の一環として配属後2週間日報を作成する。一日行ったこと、学んだこと、所感を記載して先輩社員が添削、部署の人へ展開する流れなのだが、苦戦を強いられたのが所感欄。このブログのどこかで書いた通り自分にとって感じたことを言葉にすることが非常に苦手で、当時も日々所感を捻り出しながら作成していた。ただ、大学のレポート等で悪い点数を取ったことはなく文章作成スキル自体は普通レベルと思っていたのだが、先輩社員から「文章作成苦手でしょ」、部長から「文章が稚拙」と言われ、課長からは8月になって「日報改めてやろう」と言われ、メンタルに大きなダメージを負うこととなった。

その後指摘されたこと(ビッグワードを使わない、事実と感じたことを分けて書く等)を徹底的に直し、注意されることは無事皆無となった。

 

・社内文書作成時の失敗

8月頃のこと。先輩が作成した社内文書を自分名義で社内展開する為、部長から書類確認、承認してもらうことがあった。

その確認時部長から質問されたのだが、分からないことを分からないままに答えてしまうことがあった。(先輩が作ったんだから合ってるだろうという甘え+先輩が出張でバタバタしていて聞きにくかった)

結果としてその部分が間違っており、部長自ら文書を訂正して展開し直すことに。部長の面子を潰してしまう大失敗となってしまった。

 

・他会社の人とのやり取りでの失敗

自分のチームはタイヤ販売会社の人とやり取りすることが非常に多いのだが、そのやり取りの中で相手を激怒させたことがあった。

現場実習直前の9月末。配属当初はビクビクしながら行なっていたやり取りに慣れてきた頃のことだった。現場の状況について確認する為電話した際、尋ね方が悪くしこたま怒られることとなった。

決して舐めた口の聞き方をしたつもりはなかったが、その日あった会議の報告が上手くいったことで気持ちの緩みがあったのか、上から目線な聞き方になってしまった。本当に甘かったなぁ〜自分。

車の運転は慣れ始めが一番危険なように、仕事も慣れ始めが一番危ない。

 

3.心掛けたこと

上記以外にも何度も失敗を経験した自分であるが、失敗を乗り越え学んだことを日々意識してきたので、今更だけど言葉にしてみる。

 

◯分からないことは聞く

色んな先輩から常々言われ、上記の失敗も相まってこの一年最も強く意識したことではないだろうか。

 

非常に当たり前のことなのだが、何となくの理解でいるのと腹落ちするまで質問するのとでは失敗の可能性も変わるし知識の蓄積にも繋がってくる。例え、先輩がどんなに忙しそうにしてても気にすることなく聞くべきであり、そこで邪険にする先輩がいたら先輩サイドに問題がある。また、先輩という生き物は後輩に頼られると嬉しくなるものなので関係を深めるためにも質問はするべき。

これが3年目4年目となってくると「そんなんも知らんのか」となりたくないから質問しにくくなってくる。質問は1年目の特権だ。

 

◯どんなに小さなことでも言われた仕事にプラスαを加える

これもまた失敗経験なのだが、先輩から言われたままに作った書類を課長に見せた際、図や文章の意図を答えられず全NGを食らったことがあった。

 

先輩と上司とでは考え方が違う分こうなる事は当然あるのだが、当時の自分は、「先輩に言われた通りやったのに何故ダメなのか」という考えだった。今考えてみると主体性のカケラもない。結局先輩から言われたままの仕事では自身の意図がなく、自分の言葉で人に説明することもままならないので良い仕事には結びつかない。何事も自分ごとに捉え、指摘事項に自分ならこうするというプラスαを加えていくことで資料なりプレゼンなりブラッシュアップされていくのである。

 

その事に気付いてからは全NGをもらう事もなくなり、ある程度上手く仕事が回る様になっていった。

 

◯過去の知識を蓄える

これは自分が何となくしていたら上手くいったこと。

業務の隙間時間等使い、気になった過去の資料を定期的に漁っていたのだが、それが顧客との話題に繋がったり仕事に活かされたりすることが多々あった。

例えば現在関係の良い顧客は過去色々あって良くなった、過去値上げがあってこの値段に落ち着いている等、それこそ歴史の授業が必要な様に過去を知ることで現在への理解が深まるのだ。その中で分からないことが出てくれば質問にも繋がった。

会社における仕事のしやすさは知識量に比例するので、来年度以降も強く意識していくべきことだろう。

 

その他意識していることとしては

 

・相手にとって分かりやすい話し方、書き方

・些細なことに興味、疑問を持つ

・人間関係で波風の立たない話し方

 

挙げだすとキリがないが自分のものに出来ていないものがほとんどなので、無意識のうちに実行出来るレベルまで引き上げていかなければならない。

 

4.社会人のしんどさ

「社会人は大変」

社会人がドヤ顔で語る台詞だが、一体全体何が大変なのか。長年感じていた疑問への答えを1年間社会人をやってみてボヤッとながら見つけたように思う。

 

それは仕事ぶり、業績、製品、自分の内面まであらゆるものが仕事をする上で比較されるということだ。

今の仕事であれば自社製品、他社製品との比較、過去からの業績比較、自分と他人どちらが優れているか、数え出したらキリがない。特に内面に関しては常々成長すること、変わることを強いられる為に、周囲から監視されている様な気持ちになることもある。無論、自身の悪い部分は変えていく必要があるのだが…。

 

正直社会はいたちごっこの連続だと感じる。

例えば自分の今いる業界は同業他社が数社しかないのだが、弊社でシェアトップの企業を買収する話が出た時買収すれば独占禁止法に抵触する為、買収を見送ったことがあったらしい。

つまり、競合とは違いが完全に潰れないレベルで実績を取り合う必要がある。

 

就活の時には人と比べないことが精神的に優しい生き方だと感じていた。周りの人の会社と比べて良い悪い、大きい小さいでなく自分にとって合うかどうかが重要という考え方である。

しかし、社会人として生きる為には精神的に優しい生き方を諦めないといけないのか。

ここに関してはまだ答えを出せていないので今後模索していきたい。

 

5.次の1年の心構え

昨年度を簡潔に表すなら、以前ブログに書いていた座右の銘守破離」の内『守』の年だったと言える。

先輩達の様子を常に伺い、話し方から資料から食べるものまであらゆるものを真似し『守る』一年だった。

まだまだ真似て吸収すべき部分はあるのだが、今年度は『破』の年にしていく必要がある。現在意識しているプラスα以上に大きなアレンジを仕事の中へ加えていき、自身の殻を『破って』いきたい。

 

ただ、自分自身が器用でも要領が良いわけでもなく空回りしがちなことを忘れてはならない。(戒め)

ついつい無理しがちなので自分のキャパシティを見失わずコツコツ経験を重ねていく。

 

6.おわりに

配属当初はとんでも無いところに来てしまったと感じていたものの、自由に出張を組むこともでき(出張自体は大変だが色んなところへ行けるのは楽しい)何だかんだ頼りになる先輩もいる何だかんだで恵まれた環境だと感じる。一方で慣れてきたら自由すぎて温い環境なのではという不安もある。

今年1年間常々感じていた緊張感を忘れず仕事も運転も慣れ始めに注意し(運転は特に)、更に濃密な1年へしていく。

 

ではでは。